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    感動的な四大陸フィギュアスケート選手権

    • 2012.02.15 Wednesday
    • 15:05



    先週末、アメリカ、コロラドスプリングスで開催された四大陸フィギュアスケート選手権を主人と観戦してきました。

    サクラメントからデンバーまで2時間半の飛行機移動後、レンタカーで1時間半かけてコロラドスプリングスにたどり着きました。カリフォルニアは最近春めいていましたが、コロラドスプリングスは標高も1800メールと高く空気が冷たく、土曜日は小雪が一日中降っていました。金曜日は女子のショートと男子のフリー、土曜日は女子のフリー、ダンスのショート、ペアのショートを観ました。初めての生観戦でした。会場は日本ほどお客の入りはなく、かなりがらんとしていましたが日本からの応援の方々が多くてびっくりしました。日本ではフィギュアは大人気なのですね。選手の方々も日本からこんなに応援してくれるファンの方々が来日してくれて心強かったことと思います。会場には日本人選手のバナーがたくさん張られていました。

    女子のショートは浅田さん、村上さん、今井さんが出場しました。女子選手達は華やかで良いですね。コスチュームはそれぞれ個性的に作られていて見ているだけで目の保養になりました。テレビやユーチューブで見るのとは全く違ってきれいなんです。さて、女子ショートの試合ですが、浅田さんはトリプルアクセルに挑戦し、今期初めて競技会でランディングしました。両足着氷と、回転不足を取られてしまいましたが、スピードがありきれいなフットワークでしたし、1位でした。村上さんも良い演技で3位でスタートしました。

    男子は高橋さん、町田さん、無良さんが出場しました。ショートは見てませんが、皆さん、良い出来でスタートしたそうです。無良さんが4回転-3回転のコンビネーションを決めて2位につけていたようです。フリーではカナダのパトリック・チャンさんが、4回転とその他のほとんどのジャンプをきれいに決め、流れるようなスケーティングで断トツの得点を出しました。いやはや、すごかったです。氷がけづれることが少なくて静かに滑り足元がきれいな選手だと思いました。日本の選手の調子はあまり良くなかったのかもしれませんが、頑張りが良く伝わって来ました。高橋さんは4回転が認められ良かったです。



    女子のフリーでは、全米チャンピオンになったアシュリー・ワグナーさんが2位から順位を上げ、逆転優勝しました。ほぼノーミス演技で、完成度も高く美しい演技で、加点がいっぱいついたようです。ワグナーさんは去年ヒットした映画の「ブラックスワン」のサントラを使っていて、彼女のキャラにぴったりです。振り付け、特に腕の振りとかにバレエらしい工夫がしてあって他の選手とは違った動きで面白かったし、彼女の表情を見ていると女優さんが滑ってるのかと思う程で、とにかく演出が上手かったです。会場はスタンディングオベーションでした。今期の彼女は今までとは別人のようでした。コーチと環境を変えて正解でしたね。すごい練習をされたのでしょう。アメリカの女性選手は食生活をきちんとしないとすぐ太ってしまいますから、ダイエットも上手く行ったのだと思います。

    技術的には私は高難度のジャンプに挑戦してプログラムも難しいものをこなしてる浅田さんの方がワグナーさんより上だと思いますが、今のルールがとにかく完成度を求めているものなので、勝つためにはうまく演技をまとめてアピールすることのほうが、上等策のように思います。そういう意味でワグナーさんは上手い戦略を取り優勝したのだと思います。浅田さんはフリーでトリプルアクセルがきれいに決まりましたが、回転不足を取られたようです。すごくきれいだったので認められなくて残念です。全体的なsolidさが必要なのでかもしれませんね。ジャンプを修正してる途中だそうなのでこれからもっと良くなるのではないかと思います。期待が膨らみました。

    キャロライン・ジャンさんは総合で3位に入りました。彼女は14歳頃グランプリファイナルにもでていたのですが、毎年のルール変更に対応できず、しばらくは技術の見直しで低迷していたのですが、今年は復活しました。最後のパールスピンはとてもきれいでした。久々に彼女のすばらしい演技が観れて嬉しかったです。アメリカ人たちも彼女の復活を心待ちにしていたようです。フリーではワグナーさん以上のスタンディングオベーションでした。この試合の中で一番良かったのは、私の中ではジャンさんでした。彼女が本当に嬉しそうに演技してて、終わってからの表情がとても良かったです。

    スタンディンオベーションでは、ジャンさん、ワグナーさん、浅田さんの順でお客さんの歓声が高かったです。ジャンさんは点数的には3位でしたがもっと良い点数をもらっても良さそうな気がしました。浅田さんは2回世界選手権で優勝した選手であり、アメリカでも注目を集めていて大人気という印象でした。



    標高が高いので私なんかちょっと走っただけで息が「ハーハー」したくらいですから、選手の皆さんは体力は申し分ないとは言え、かなりハードな試合だったと思われます。中国の有望な男子選手は高山病(?)でフリーの終了後酸欠症状を起こしていましたし。大変な場所で行われた試合だったんです。その中でしっかりメダルを獲得できたってことに頭が下がります。

    日本から大勢のファンの方々が応援にいらしてました。私と主人は自宅のデスクに飾ってあった小さな日米の国旗を持参し、会場でこじんまり振っていました。それを見かねてある日本人女性が、大きな日本の国旗を持っていらっしゃったのですが、一緒に持たせてくれました。皆さん、日本選手の応援はもちろんのこと、各国の選手の応援もしておられました。他国の国旗を持参されてですよ!選手が転んでも拍手や掛け声で、選手達は失敗した後も諦めず勇気をもって演技できるんじゃないかなって思いました。応援の力って大きいですね。

    今回の生観戦で思ったのは、競技場での観客と選手の一体感っていうのは感動的だなっていうことです。ユーチューブでは到底体験できない感覚でした。いつかまたフィギュアスケートの生観戦ができるといいなと思います。

    Ito Midori Autobiography-from International Figure Skating

    • 2012.01.20 Friday
    • 22:31

    引き続き、フギュアスケートなんですけど、アメリカのInternational Figure Skatingの最新号に伊藤みどりさんの自伝本の紹介も掲載されていましたので、訳してみました。

    これも自己流ですので、ご了承下さいまし。

    ----



    ついに!日本のフィギュアスケートのアイコン、伊藤みどりの自伝が出版された。

    現在、日本語での出版のみなので、残念ながら英語圏のファン達はこの本が読めない。しかし、ファンの需要が高ければもしかして英訳本が出版されるかもしれない。

    「トリプルアクセルの先へ」は3部構成だ。第1章は伊藤のアスリートとしして成し遂げた経歴が詳しく掲載され、ブライアン・アーサー氏やデイヴィット・ウィルソン氏ののコメントも載っている。ウィルソン氏は伊藤の現役時代は、何年もの間、コリオグラファーを努めたのだ。

    第2章では選手引退後のこと、ショー・スケーターやコメンテーターとして活躍した時代を語り、アマチュアやプロのスケーターを経て得た個人的な教訓を詳しく記載している。

    最終章では、2011年に開催された国際スケート連盟のアダルト大会への参加と、そのプレゼンテーションについて語っている。

    伊藤は国際大会に参加するためどれほどの練習と努力が必要だったか、どれほど大会に参加するのを楽しみにしていたかを読者と気持ちを共有ししたい。優勝は二の次だった。

    とにかく、私が伝えたいのは、この本は伊藤のフィギュアスケートというスポーツ捧げる情熱を未だかつてないほど強く証明しているという事実だ。

    多くの伊藤のファンも同じだろうが、私はソファーに丸まってこの本を読みたい。日本語がわかったらどんなに嬉しいことか。

    By Malanie Hoyt

    ----

    伊藤みどりさん、世界中にファンがいますね。彼女のトリプルアクセルは本当にすごかったです。

    私なんか、あのころは欠かさず試合をテレビで観てましたから。

    それでもこの記者さん、自分は読めない日本語の本のアピールをするなんて、相当、伊藤みどりさんのファンなんですね。

    本当に英訳本が出版されるといいですね。

    アメリカ人、喜ぶと思います。

    アメリカの有名なコメンテーター、浅田選手がトリプルアクセルを飛ぶたびに、「ミドリ・イトウ」の名を出しますから、年配のファンはよくご存知だと思います。

    私はいつか入手できるなら、日本語の本を読みたいです。

    浅田真央選手の記事-from International Figure Skating, Feb., 2012

    • 2012.01.20 Friday
    • 15:59



    昨日に続き、今日もフィギュアスケートの話題です。

    今日はアメリカのInternational Figure Skating最新号の浅田真央選手についての記事を訳してみました。



    即興なのでかなり意訳しています。

    興味ある方は読んでみてください。

    -----

    復活の道に立つ浅田真央

    2011年のグランプリファイナルに向けて、浅田真央は優勝候補の1人だった。2年間の不調後、日本のスターは過去の悪夢を払拭する機会を待っていた。しかし、グランプリファイナルの前日、母親の危篤を知り試合を辞退した。浅田は即日本に帰国したが、母親の匡子さんは彼女が到着する前に他界された。

    過去の成績

    浅田がジュニアで頭角を現したのは2004年の秋だった。類稀な才能の持ち主の1人だった。浅田と韓国選手のユナ・キムはお互いのキャリアを競い合った。それは、現在のロシアのエリザベータ・トゥクタミシェーヴァとアデリナ・ソトニコヴァの構図に似ている。

    当初、誰もが浅田の氷上のジャンプ能力、安定性、優雅さに驚いた。2005年に浅田はシニアグランプリファイナル優勝を手にし、その後、2006年のトリノオリンピック出場に関する議論に発展した。(規定年齢に達していないという理由でトリノオリンピックには参加できず)

    シニアデビューから6年以上経過し、21歳の日本のスターは輝かしい競技歴を持つ。勝ち取ったメダルはジュニア世界選手権時代の金と銀、世界選手権メダル3個(うち、金2個、2008年、2010年)、バンクーバーオリンピック銀メダル、その他グランプリファイナルや4大陸選手権などで多くのメダルを獲得している。

    時代の流れ

    浅田は過去の数シーズンは悪戦苦闘している。国際スケート連盟のルール変更により、ルッツジャンプの不正エッジ判定やジャンプの回転不足判定を執拗に取られるようになり自信を失う。

    浅田はプログラムの変更を行い順応させた。ルッツジャンプは演技からはずしたものの、最大の武器であるトリプルアクセルとトリプル-トリプルのコンビネーションジャンプが突然、反目するようになった。競技で一番高得点を得られるはずのジャンプが減点対象にになった。

    2009年、グランプリファイナルの出場がかなわなかった。また、シニアになって初めて世界選手権の表彰台を逃した。2010年のオリンピックと世界選手権ではメダルを獲得したが、続くシーズン、NHK杯8位、世界選手権は浅田のキャリアの中では最下位の6位となった。

    昨シーズンはトリプルアクセルを着氷させることに固執しているように見えた。着氷を失敗すると惨敗した。

    浅田は最終的にコーチを変えた。ロシアのタチアナ・タラソワ氏を離れ、日本で高く評価を受けている佐藤信夫氏に師事した。

    大躍進の確信

    今シーズン、「昔の真央」が戻ってきた。ジャンプは昔と同じ安定性を取り戻したわけではないが、改善はされてきているし、トリプルアクセルに固執することがなくなった。

    11月のNHK杯のショートプログラムではアクセルがシングルになったが、採点結果をキス&クライで待っている間は、終始穏やかに笑っていてリラックスしているように見えた。

    浅田はコーチのアドバイスを聞き入れ、フリーではトリプルアクセルを回避した。「男子の試合を見たのですが、4回転なしでも高い点数が出ていました。」と浅田は興味深く語る。高橋大輔選手のショートプログラム(NHK杯)に関して、90ポイントのバリアを4回転なしでも突破できたことに感銘を受けた。浅田の決心(トリプルアクセルを飛ばない)は報われ、みごと銀メダルを獲得した。

    日本のスター、浅田は、今はエレメンツの質、氷上での流れ、優雅さ、音楽の解釈、スピン、フットワークを大切に考えていると言う。

    グランプリ2戦目であるロステレコム杯のショートはクリーンに決めたが、フリーではいくつかのジャンプにミスが出た。しかし、金メダルを獲得するには申し分のない演技だったし、グランプリファイナルへの進出も決めた。「グランプリファイナルに行けるのはとても嬉しいですが、フリースケーティングは自分のできることの50%しか出せなかったのが悔しいです。」と浅田。

    浅田は一晩にしては克服できないいくつかのテクニカルな問題を抱えているが、改善されてきていることを喜んでいる。「今は佐藤コーチとトレーニングを始めて2シーズン目です。1年目はコーチが私に何を教えようとしているのかが良くわからなかったんです。でも、今は少しずつ何を教えてくれているのか、わかるようになってきました。」と浅田。

    他にもいろいろ良くなったことがある。「今は競技中にリラックスできるようになり、前より気持ちのコントロールできます。今期のショートとフリープログラムは大好きな曲なので、気持ちが前向きになります。」と付け足す。

    浅田の今シーズンのショートプログラムはニコライ・リムスキー-コルサコフの「シェヘラザード」を現在風にアレンジした曲。「こういった曲を選んだのは初めてです。どちらかと言えばエキジビジョンで演技してる感じです。」と浅田。

    フリープログラムは昨シーズンのフランツ・リストの「愛の夢」を持ち越した。衣装は新調した(多分、ショートの衣装のことを言っているのだろう-訳者の意)。初めてレギンスを着た。「昨シーズンは自分のベストの演技をお客さんにお見せできなかったので、今シーズンこそは完成させたいと思いました。『愛の夢』のプログラムに込めた全ての思いをお客さんに披露したいんです。」と選曲の理由を語る。

    「今シーズンの目標は演技を安定させることです。来年は次の目標を立てます。」

    トリプルアクセルはどうするのか?「今もこのジャンプは練習しています。練習で上手く飛べるようになればプログラムに組み込んで行きたいです。」と浅田。

    「体育と生物学が得意」-豊田市の大学で勉強

    新しい挑戦


    浅田は現在、地元名古屋市から近い豊田市と、佐藤コーチの住む横浜市の2ヶ所で練習している。「週に3日、横浜で過ごしますが、佐藤先生も豊田市まで来て下さいます。横浜に行く時はホテル暮らしになります。」

    大陸には浅田の新しいライバル達がいる。ソトニコヴァやトゥクタミシェーヴァといった選手達だ。これから、そういった若いライバルたちと競うのが楽しみだ。「アデリナのことは、タラソワ先生のところに行っていましたから、2年前から知っています。彼女はすごく上達していてびっくりしました。今、彼女と競えて大変嬉しいです。お互い、レベルを上げながら、切磋琢磨していきたいです。」

    「ロシアには他にも多くのすばらしい選手達がいます。こういった上手な選手達がいてプレッシャーを感じますが、練習の励みにもなります。大事なことは、私自身が優れたスケーターになりたいということです。」

    Original Article is by Tatjana Flade.

    ----

    最初に日本語でインタビューに答えているでしょうから、再々訳で日本語のニュアンスが変かもしれません。

    来週から新学期だから忙しくなりそうだけど、時間があったら、他の日本人スケーターの記事も訳したいです。

    採点されない翻訳は気楽で良いな〜

    International Figure Skating Magazine, Feb. 2012-Elizaveta Tuktamysheva

    • 2012.01.19 Thursday
    • 21:02

    来週から新学期なので、今週いっぱいはリラックスしています。

    趣味のフィギュアスケートの情報収集をしてます。

    フィギュアスケートは2005年の浅田真央選手がグランプリファイナルに出場して以来、日本人選手を主に応援しています。

    最近はアメリカ選手やアメリカで練習している選手、各国の有望選手も応援しています。

    要するにオタクなのかもしれません。

    あいにくアメリカではフィギュアスケートの生放送がなく、人気の試合が終了後、VTRをかなり編集してから放送します。

    お陰でリアル感のない試合が楽しめます。

    それでもこの辺ではケーブルテレビでも放送されない試合が多く、日本人選手の活躍はインターネットのニュースやユーチューブを観て感動するという次第です。

    やっぱり試合をフルで観たいので去年から1年分の世界規模のフギュアスケートの試合観戦券を買いまして、解説なしで官選しております。

    前置きが長くなりましたが、今週、購読中の「インターナショナル・フィギュアスケーティング」という雑誌が届きましたので、今、注目されている、ロシアのElizaveta Tuktamysheva(エリザヴェータ・トゥクタミシェーヴァ)というジュニアのトップ選手の記事を紹介してみたいと思います。



    Tuktamysheva選手、14歳ですが、今期はグランプリシリーズで2優勝しファイナルにまで進出しています。

    プルシェンコ選手を育てたミーシンコーチについていて、7歳の頃にダブルアクセルを飛び、その1年後にはトリプルアクセルを飛んだそうです。

    メインコーチのVeretennikova氏曰く、「リーザはとにかく頑張る子で、一生懸命練習するの。私は一度も練習を強制したことがないのよ。彼女はいつも私にくっついてきて質問するわ。」

    トリプルアクセルは練習で飛んではいますが、今は他のエレメンツを安定させることが先決で、今試合に組み込む余裕はないそうです。

    しかし、安定した演技が出来るようになればいつでもトリプルアクセルをプログラムに組み込めるし、プログラムを変えることは決して遅れを取ることにはならないですから、と話しています。

    Tuktamysheva選手は平日は午前と午後に約2時間ずつ練習するので普通に学校に行く時間がなかなか取れないのが辛いようです。

    さすが旧共産圏ですね。学校も休んで競技に集中させるところは。選手もそういうものだって、腹をくくっていうるというか。

    日本の選手は学校に通って、それ以外に練習時間を作っているはず。

    去年、Tuktamysheva選手の演技を観ましたが、14歳とは思えない貫禄と技術の持ち主だと思いました。記事のインタビューに、自分がパーフェクトに演技するなら優勝する自信がある、と淡々と答えてるのが頼もしいです。

    勝負師にはこういった度胸が必要なんでしょうね。

    トリプルアクセルは今は日本の浅田選手しか飛べない技だと思っていましたが、Tuktamysheva選手がプログラムに入れてきたらすごいですね。

    早く観たい気がします。

    他にもロシアの若手はソチオリンピックのメダル候補がごろごろしていて、これからの成長が本当に楽しみです。

    Stars On Ice in San Jose

    • 2010.05.26 Wednesday
    • 08:16
     5月23日、サンノゼで“スターズ・オン・アイス”を観てきました!ここ6年程、日本のフィギュアスケート選手の活躍はすごいですね。トリノから荒川静香さんの滑りに魅了されていましたが、バンクーバーオリンピックでの浅田真央さんや安藤美樹さん、男子の高橋大輔さんなどの活躍には目を見張るものがありました。アメリカにいても日本人のスケーティングレベルの高さは評判です。4年前のトリノオリンピック後の“スターズ・オン・アイス”には荒川静香さんがメダリストとしていらっしゃったのですが、残念ながら観にいけませんでした。そして今年はアメリカのメダリスト達を観にいってきました。

        出演者は、レギュラーのサーシャ・コーエン、Tanith Belbin & Ben Agosto、デイヴィス&ホワイト、佐藤有香、Todd Eldredge、マイケル・ワイス、ジェレミー・アボット、アリッサ・シズニーに、スペシャルゲストの長洲未来、シェン&ザオという、豪華キャスティングでした。忘れないうちに感想を書いておこうと思います。

     私は去年から個人的にジェレミー・アボット選手の滑らかなスケーティングが好きです。3回転ジャンプは高くて飛距離があってダイナミックです。スローに滑りながら曲のつなぎの手と腕の動きとかがいい感じです。とても優雅なスケーティングを見せてくれました。オリンピックではすごく緊張してしまって本来の滑りができなかったように思いましたが、この日はとてものびのびとリラックスして私達を楽しませてくれました。
     アボットのコーチは去年から佐藤有香さんがされているということもあり、今後の活躍を注目しています。素人目ですが佐藤さんの滑りはなめらかでひとつひとつの技が正確ですね。全身の使い方(背中とか指先とか)や表情が繊細で丁寧に表現されていて素敵でした。今年はプレッシャーに勝てるといいですね。
     余談だけど、浅田真央さんがコーチを探されていると聞きましたが、佐藤さんのようなコーチだと日本人的な繊細な要素を魅力的に引き出してくれるような気がしました。

     サーシャ・コーエンのすべりも素敵でした。彼女のバレエのようなポーズは見ていて飽きませんね。両足180度開脚ジャンプは誰にも真似できない技だし、シークエンスもうっとりでした。

     サプライズで長洲未来さんが出演されました。オリンピックで使っていたパイレーツ・オブ・カリビアンの一部を滑ってくれました。柔軟性を生かしたパールスピンとビールマンスピン、初めて生でみましたが美しい!ジャンプも現役選手ならではの迫力でした。今期のプログラムはどんな曲をすべるのか楽しみです。

     トッド・エルドリッジというスケーターのことを良く知りませんでしたが、アメリカのアイスショーでは人気一番のようです。この日の拍手と歓声量が一番だと思いました。年配の女性ファンが多いようで、隣の席のおば様はしばしばスタンディングオベーション状態でした。長野とソルトレイクオリンピックに出場されていた選手ですね。メダルは取れなかったようだけど完成度の高い演技をされていた選手だそうです。もし今の採点システムだったら金メダルも夢ではなかったかもしれないですね。

     アメリカのアイスダンスペアもオリンピックで注目を集めました。Tanith Belbin & Ben Agosto、デイヴィス&ホワイトです。Tanith Belbin & Ben Agostoはショーの中心的存在で群舞の時など、スケーターの皆を引っ張って観客をとても楽しませてくれました。Tanith Belbin はとても美人です。デイヴィス&ホワイトの若いペアはバンクーバーでは銀メダルでしたが私と主人は金メダルをあげたいと思いました。彼らは幼少の頃からペアを組んでいてとても息が合っていました。そして私はデイビスの独特の雰囲気が好きです。

     マイケル・ワイスは全米チャンピオンだったスケーターのようですがあまり良くしりませんでした。でもアイスショー歴も長く会場を沸かせる力のある方だと思いました。

     アリッサ・シズニーに関してもあまり良く知らなかったのですが、2009年の全米チャンピオンになった後はショーが中心になっているのでしょうか。きれいなスケーティングだなと思いました。サーシャ・コーエンとのコラボはとても息が合っていました。技術もコーエンに負けてないと思えるほどでした。
     
     最後に中国ペアのシェン&ザオです。バンクーバーオリンピックの金メダリストの滑りは見事でした。完成度の高い技を次から次へと披露してくれました。さすがという感じ。

     出演者のスケーターの方々のスケジュールをみたら4月から週一日オフくらいで連日ショーに出演していたようです。現役選手は大きな大会後で、体力を上手く維持しなければならなかったでしょうし、よくハードなスケジュールを怪我もなくこなしてくれたと思います。本当にお疲れ様でした。とても楽しいショーでした。来年も絶対に観にいくと決めました。今回は肉眼で一生懸命観ていたので、主人にビデオ撮影をお願いしました。映りは良くないですが雰囲気だけ一緒に楽しんでください。ブログにアップできなかったのでユーチューブにアップしてみました。http://www.youtube.com/watch?v=CRTB_0ytsGw
    http://www.youtube.com/user/sasha2992#p/a/u/1/NEsT93mKZzk

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