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    Western State 100-mile Endurance Run

    • 2015.07.09 Thursday
    • 13:15
    久々のブログの更新です。



    先々週の6月27〜28日にWestern State 100-mile Endurance Runが地元で開催されまして、日本から参加のAさんのクルーとペーサーに加わることができました。このレースはかれこれ40年以上も前に始まり、最初はローカル・ウルトラランナーの大会だったのですが、ここ数年は国際ランナーにも大人気です。私がこのレースの存在を知ったのは10年前。主人がエイドのボランティアすることになったとき。当時はまだマイナーなローカルの大会だった気がします。

    このレース、トレイルは走りやすく手入れされていますが6月後半でもカリフォルニア内陸地の昼間は灼熱の砂漠気候です。40度以上になることもあります。レースは山間部で行われるので直射日光は避けられず、この砂漠気候のためにドロップアウトする選手は多いのです。

    選手はもちろんですが、24時間体制のボランティアにも体力が求められます。夜中に疲れきったランナーをしっかりサポートしなくてはなりません。重要なお仕事です。エイドのボランティアにはトレイルランナーが多く、各エイドごとスポンサーとなっているランニングクラブに所属しているランナー1名を翌年の大会に推薦できるという特典があります。ただし3年のボランティアが必要。このボランティアにはトレイルランナーが多く含まれているためか、レース参加者への気配りが高く至れり尽くせりなんです。
    すごく気が利く。ランナーに怪我がなく快適に走れる環境って心強いと思いませんか?

    私は去年初めて選手のゴール風景を観ました。たまたま日本から参加された方とお話しをする機会に恵まれ、今年どなたか来るのであればサポートをしたいとお願いしていたのですが、念願かない、Aさんのクルーとペーサーをすることになったのでした。打ち合わせは大会の数日前。主人と私と友人Jがペーサー、可能なかぎりクルーもするという私たちには全部が未経験のこと。しかし、Aさんは当初は全て自力で走る予定だったとのことで細かい計画をされていました。日本やヨーロッパではそれが普通だそうです。アメリカ、特にウエスタンステイツではエイドステーションが充実しているので自力でも大丈夫だと思いますが、とにかく暑いのでやはり仲間が必要だと思います。それにしてもAさん、夜通し走っても朝方疲れが見えず、さすがだなと思いました。制限時間30時間の中、乾暑と戦いながらゴールするのは並大抵のことではありません。ドロップアウト率が約30%です。これまで大変な練習を積んできているにも関らずドロップアウトせざるを得ないなんて、これがいかに過酷なレースかってことがわかります。レースのボランティアは1500人にも登り参加者の3倍以上。21ステーション、10メディカルステーションを備えています。川超えは125人体制でとても手厚いです。それだけ、このレースが言い換えれば「死と隣り合わせ?」ということなのかもしれません。言いすぎかな?


    大会当日は朝2時起きしてスタート地点のスコーバレーに行って来ました。スタートは5時でしたが既にかなりの応援者でにぎわっていました。コースの最初のエリアは冬はスキー場です。50年前にスコーバレーオリンピックが行われた場所です。傾斜がきつくこれを頂上まで登るのは大変だろうなあと思いながら眺めました。でも日の出を背にし、また頂上から下を見下ろすのも気持良さそう。

    主人と5ヵ所でAさんのクルーをしました。23.8マイルのDuncan Canyon、38マイルのDusty Coeners、62マイルのForesthill、
    78マイルのRucky Chucky、96.8マイルのNo Hands Bridge。車1台でクルー立ち寄り可能ステーション全てを移動するのは時間的にきついです。2台でルートを分けてまわると良いようでした。この辺は地理を良く見てなくてリサーチ不足でAさんに申し訳なかったです。クルーとは何をするのかよくわからず、Aさんの希望の物を渡したり、周囲のクルーたちの動きを見て学びましたが、最初はおろおろしてしまいました。後半になってようやくやることがわかってきました。クルーの待機場所は狭く、長時間先に陣取っていると他の選手のクルーに迷惑をかけます。クルーはお互いにマナーが必要です。山の中ではインターネットが不通になるのでサポートランナーがどこを走っているのかほとんど確認できません。到着時間を予想して待機しサポートランナーが来たらすぐさま休憩用の椅子を広げたりクーラーボックスを開け飲み物を差し出すとかしてました。エイドにはスポーツドリンク、氷、水、たくさんの食べ物やジェリーが揃っていました。選手はもっと休んだりするのかと思っていましたが、必要なものを補給したらさっさと走り始めてました。フルマラソンと同じペースです。

    ペーサーはコース残り40マイルから可能です。ペーサーはアメリカ独特のものらしいですが、これにより疲れきったランナーを活気付け最後まで頑張らせる目的があるようです。また、ウエスタンステイツを目指すも抽選に漏れたランナーが多いため、彼らに走るチャンスを与えてもいます。友人のJも毎年抽選に漏れていて、今回のペーサーの申し出はありがたいと話していました。ということで、主人とJと私でAさんのペーサーをしました。私は3マイルという短距離でした。何せ遅いですから。Aさんの足手まといにならないようについてゆくだけでした。最後の1キロは家族、応援者、クルーも一緒に走れます。ここまで良く頑張ったという激励をこめて。ランナーとそのチームの集大成の時です。下の写真は他の友人チームです。



    ゴール直前にそれぞれのプロフィールが放送されるのですが、選手を身近に感じられる瞬間でもありました。私たちもAさんと一緒に24時間を走りきった、関ったという連帯感のようなものが生まれ、その余韻にしばらく浸っておりました。今回、始めてウルトラレースに関れてとても良い経験になりました。ウルトラって気持良いスポーツですね。自分がレースに出れるかは別として、トレイルランに興味が湧きました。今も短い距離は走っていますが、これから景色の良い場所を走ってみたいです。来年もクルーかペーサーで関りたいと思います。Jも年末のエントリーにトライします。

    そして、打ち上げのビールは格段に美味しかったです。







     

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