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- 2022.04.27 Wednesday
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10年前は青年海外協力隊でブータンで働いてたけど、強力な日本政府のバックアプがあったし、周りには同年齢の同士がいっぱいいいて、どこかの日本の会社に属しているような感覚がありました。しかし、今の状況は全く違います。今は日本からの保証もないし、言葉も習慣も違うアメリカで自分自身で身を建てなきゃいけない状況です。アメリカ人の主人がいるので衣食住は安心かもしれません。でも、この国では社会にどう関わっているかですごく人間性を評価されるんです。妻の座にのんびり座って主人に頼ってばかりいて良いのかって思うんです。確かにこの国で日本でしていたような仕事に就くのは今の状況では難しいです。でもそう思っていては何も始まらないんですよね。
私はアメリカに移住してから、韓国人の友人の勧めで日本食レストランのサーバーの仕事をパートタイムで始めました。サーバーって、日本でやったことがないし、「出来るかな?」って、一瞬思ったりしましたが、この国では職業差別や年齢差別もないので比較的スムーズに社会に出ることができました。もともと日本で看護師をしていたのでサービス業が性にあっていたのかもしれません。要はお客様にお食事を楽しんで頂く事、ハッピーな気分で帰ってもらう事です。お客様にはアメリカ人に混じって日系の方々も来ます。人によってはし好が様々です。最近のレストランの動向としては、お客様に要望があれば、お食事をちょっとずつアレンジするようになっています。例えば、ベジタリアンの方にはお肉の代わりにサラダをサイドオーダーでつけるとか、ダイエット中の客様にはクリームドレッシングの代わりにポン酢ドレッシングとか、減塩で調理するとか。反対にお肉系が好きな方用にもアレンジしています。要するに彼らのニーズに合わせてお食事を出すのです。サーバーって、難しい仕事ではないけれど、ちょっとした気遣いが必要なんです。それによって、チップもかなり違ってくるから、もっと良いサービスをしてあげようって気にもなるんです。お店には20歳のサーバーもいますが、皆、平等で年功序列なんてありません。働く気力とセンスさえあれば認めてもらえるのがサーバーなんです。サーバーとして1年以上働いてみて新しい視点で物事を考えられるようになって、今ではとても良かったと思っています。
パートタイムジョブの他、時間のある時に大学に通っています。パートタイムスチューデントもこなしています。専攻はまだ決めていません。日本の看護師の資格を生かし、カリフォルニア看護師資格を目指すのも良いし、まるで新しいことを学ぶのも良いかもと思っています。ただ長い道のりには間違いありません。でも焦りとかは妙にないんです。何年かかってもいいからアメリカで何かを身につけたいんです。人生長いんですからゆっくり行きましょうか〜ってね。アメリカではキャリアを変える人が多く、私のように働きながらパートタイムスチューエントをしている人が多いですからとても刺激になります。
他、パートタイムワイフもやっています。「こっちは家事一切をやっております!」と言いたいところですが、我が家では家事は共同作業でして、家族全員が関わっております。何とも理想的な一家ですね。なので私は家事は趣味でやっております。得意なのはお掃除、あんぱんとメロンパン作りです。あんぱんのあんこは自前で、アメリカで甘過ぎず、ちょっとした人気になっていますよ。これからもパートタイムスチューデント&ジョブに負けないよう主婦業にも精進いたします!