8月も最後の週に突入しました。
サクラメントはこの夏も乾燥して暑かったですが、昨日から昼間もパティオで読書ができる程に気温が下がってきました。
これからだんだん秋の気配が近づいてくるのかな。
昨日の日曜日は家でのんびり家事をしながら読書ができました。「アンジェラの祈り」を読んでいます。これには初編があります。初編の方が有名です(「アンジェラの灰」)。私は2年前に初編を読みました。アイルランドのスラム街のとても貧しい家庭に育った母親思いの少年の物語で実話です。初編は想像もつかない程の貧しさでとても可哀想な話がいっぱい書かれているのですが作者はその可哀想な話を面白おかしく描いていて人生を前向きにとらえています。作者の少年が青年になり人生を変えたくて単身ニューヨークに渡るというところで初編が終了しています。
続編でもアメリカで面白おかしく人生を行きながらもこつこつ努力をし成長していく青年像が描かれています。青年はアメリカ陸軍に入隊し念願の貧困からなんとか抜け出し、故郷の母親や兄弟を懸命に援助するという話になっています。
この本を読んでいるとやっぱりアメリカは懐が広いなあと思いました。頑張る移民の若者はいつかは報われるのです。